DNPenguin広報室

国立西洋美術館
『ジャック・カロ ― リアリズムと奇想の劇場』展に
DNPの「みどころルーペ」を発見。

上野・国立西洋美術館で6月15日まで開催中の展覧会『ジャック・カロ―リアリズムと奇想の劇場』で、DNPが開発した「みどころルーペ」を使った作品鑑賞が楽しめます。「みどころルーペ」は、ディスプレイに写しだされた作品をタッチすると細部を自由に拡大できる鑑賞システムです。作品がどのように見えるのか、DNPenguinと一緒に見に行きました。

生まれて初めての国立西洋美術館。ワクワクするであります。

『ジャック・カロ』展は、17世紀ヨーロッパを代表する版画家・ジャック・カロの作品を集めた展覧会です。「みどころルーペ」で作品を見ることで、版画作品の細部描写の面白さをはじめ、一見しただけでは気づきにくいカロ作品の魅力を発見できます。さらに、鑑賞システムの目の前に本物の作品があるので、両方を比較しながらより深く鑑賞できるようになっています。


いざ、展示室へ。


発見!これが「みどころルーペ」であります。

 

本物の作品が目の前に!
これがジャック・カロでありますか。とても繊細であります。
「みどころルーペ」でチェックしてから、本物をじっくり見るであります。

 

 

作品の気になる部分をタッチ。なんと!拡大するであります。
しかも解説がつくなんて、DNPの技術はすごいであります。

国立西洋美術館の寺島洋子さん(写真右)、横山佐紀さん(写真左)、展覧会の魅力や「みどころルーペ」についてお話を伺いました。

 

Q:ジャック・カロの作品の魅力を教えてください。

カロは17世紀後半のフランスの版画家です。作品から当時の生活風俗が見て取れたり、主題が深刻な作品でも動物や人の表現にユーモアを持たせたりするなど、見る人を楽しませる温かみのあるところが魅力だと思います。

ジャック・カロ ≪ギターを弾く仮面をつけた役者≫
(連作<小さな道化たち>より)
エッチング エングレーヴィング
国立西洋美術館

 

例えば市場の様子を描いた作品では1000人以上もの人が描かれていると言われていて、細部にわたって生活風俗がよく捉えられています。作品の中で『こんな人がいた! こんなことをしている!』と発見があり、その一つひとつを見つけていく楽しさがあります。

 

ジャック・カロ
≪インプルネータの市≫
1620年 エッチング
国立西洋美術館

Q:「みどころルーペ」を初めてご覧になった際、どのような印象を受けましたか?

「みどころルーペ」を使うことで、漠然と作品全体を見るのではなく、より作品に集中できるのを感じました。

Q:利用者の反応はいかがですか?

国立西洋美術館では「どようびじゅつ」というファミリープログラムを実施しています。今回のカロ展では細かい部分の面白さを理解していただくのに「みどころルーペ」を活用していますが、こどもたちがとてもよく反応します。 触った瞬間にそこが大きくなるという仕組みが、触ってみたいと思わせるのだと思います。

Q:一般の入場者の反応はいかがですか?

ディスプレイで、みんなで共有できることが重要だと思います。こどもだけでなく一般の来館者が展示室にある「みどころルーペ」を活用しています。学校の見学で訪れたような学生も、ほぼ全員が触っていきます。誰かが触っていると、それを見て面白さを感じ、自分でも使ってみたくなるようです。海外のお客さまも使っています。仕組みが分かりやすいのがいいのだと思います。

Q:最後にひとことお願いします。

カロの作品は、拡大してみることによって面白さがどんどん見えてくるので、「みどころルーペ」にとても適していると思います。
版画の線を拡大することで遠近感をどう出しているのか、線の太さ、細さ、深さなど、版画家カロの工夫が分かるのではないかと思います。ぜひご覧ください。

わたくし、とても勉強になったであります。
「ジャック・カロ」展は2014年6月15日まで。みなさんも、ぜひ観て欲しいであります。
国立西洋美術館 寺島さん、横山さん ありがとうございました。

 
『ジャック・カロ−リアリズムと奇想の劇場』
※同時開催『非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品』
http://www.nmwa.go.jp/
会期
2014年4月8日(火)〜6月15日(日)
※月曜日休館
会場
国立西洋美術館/企画展示室
開館時間
午前9時30分〜午後5時30分(金曜日は午後8時まで)
※入館は閉館の30分前まで
観覧料金
一般 600円(当日)/ 400円(団体)
学生 300円(当日)/ 150円(団体)
※団体は20名以上
※高校生以下および18歳未満の方は無料
(入館の際に学生証または年齢の証明できるものをご提示ください)
※心身に障害のある方および付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください)
※本展の観覧券で常設展示および「非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品」展も併せてご覧いただけます。
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